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みえた 大学入学共通テストの実像!

●みえた 大学入学共通テストの実像!

センター試験にかわり、2020年度(現中3生から対象)から実施される大学入学共通テスト!
その内容が見えてきました。

どんな問題になるか、これまで、文科省からも、 「こんなイメージです」くらいの発表しかありあませんでした。

しかし、2週間まえに、ついに「例題」が発表になりました!
今回、発表されたのは、大学入試センターから出てきた、具体的な例題です!
国語と数学が発表になっています。
(詳細は後ろの方にリンクをはってありますので、ご参照ください。)

20170601.png



まず解いたみた感想。

「つまらん・・・・・」
その一言です。
ついでに、
「がっかり・・・・・」

今までのセンター試験とたいして変わりません。
いや、むしろレベルは落ちた感じです。

これまでのセンター試験は、著者の深いメッセージを読み取るために、受験生は、著者と深いレベルでのコミュニケーションが必要だった。
ある意味、著者と受験生との、知の戦いがあった。
非常識な著者の文章に触れることにより、受験生のこれまでの常識や、思い込みに一石を投じてもいるものだった。
また、そういった文章に触れることにより、間違いなく、受験生の人格は磨かれていった。

ただ、今回、例題としてでてきたのは、そんな戦いはどこにもない、つまらん文章。
もう、文科省と、大学入試センターの迷走ぶりしかみえてこない問題。

具体的には大問が、2問出題されている。
大問1は、二つの文章を読ませるもの。
一つは、自治体の景観保全条例に基づくガイドライン。お役所的な文章。
もう一つは、町並み保存地区に面した家に住んでいる家族が、そのガイドラインに関して、議論しているもの。
大問2は、駐車場の契約書について問うもの。

これまでのセンター試験の深い文章から、区役所が出す文章や、駐車場の契約書に変わった。
出題の根拠として、高等学校指導要領における言語活動例として「現代の社会生活で必要とされている実用的な文章を読んで内容を理解し、自分の考えをもって話し合うこと」。
また、その裏には、今回の指導要領改訂(3月中旬に発表済み)の、「(学んだことが)何に役立つのか。何ができるようになるのか。」があるだろう。

まあ、確かに、無意味ほどに実用的な文章ではある。
でも、なぜ、大学入試に駐車場の契約書なのか?
区役所の文なのか?
まあ、駐車場の契約や、不動産の契約はたしかにできるようになるかも(皮肉です。)

最も大事な能力の育成が100%抜けている!
大事なのは、自ら問題を発見し、解決する能力がある生徒を育成することではなかったのか。
答えなき時代、答えなき問いに答えられる生徒を育成すべき改革ではなかったのか!

今回の問題例程度の内容では、現センター試験と何もかわらない。
むしろ質はおちた。
それに、生徒の能力も何も変えられないだろう。
しょせん、記述が120字程度では、このレベルが限界か。

本当につまんない問題だ。
だって、答えは、今まで通り、全て文章の中にある!
よほどのアホウじゃない限り、ちょっとした対策で満点が取れるだろう。

この程度では、日本の教育はほとんど何も変わらないだろう。
ただAO入試や推薦入試以外の生徒は、各大学の個別試験もあるから、そっちに期待!
でも、AOや推薦の場合は、このくだらない大学入学共通テストしか受けないので、国語力に関しては、結局、学力はつかないまま、大学に入学することになる。
※2020年度以降、AOや推薦入試は、大学入学共通テストを受けることが義務付けられる予定です。
AOや推薦入試の合格組は、あまりに学力が低い生徒が多いための措置です。
今や半数の大学生はAOか推薦入試ですから・・・・

まあ、この程度の改革(改悪)なら、現中3生は安心していい。
現高1生も、最悪、浪人にしても、対策で苦労することもない。
むしろ、古文や、漢文がないぶん、はるかに簡単になった!
また、こんな例題がでたことにより、深い論説文を読む必要がなくなる生徒が大量にでてくる。
その結果、むしろ、思考力の低下につながる可能性が高い!

こういった現実的な文章は、大学以降でいいと私は思う。
高校生でしか、出会えない文章がある。
深い人生の悩みや、自分の存在の根源にかかわるもの、他者や多文化の深い考察。
こういったものを通して、自分を深く磨いていたのは、これまでの現代文のセンター試験。
これまでの著者との深い交流のかわりに、変更後の試験は、そこの浅い法律文書や、お役所文書。
この改革は、いったい、何なんだろう?

どうしても、社会で役に立つ勉強をさせたいなら、いっそ、アメリカのように高校生に投資教育でも、させたらどうか。
大人になって、株や、FXで破産する人は減るだろう!
駐車場の契約書や、区役所の出す文章は、もっとあとでいい。

唯一、今回の改革でいい点は、記述が増えたので、要点整理ができないと落ちるので、この能力は磨かれるだろう。


さて、国語ばかりじゃなんなので、数学もちょっとみてみたい。
ここは、私の相棒の数学の天才教師の野原さんに、コメントしてもらった。
(以下、参照ください。)


今までとの違いは
・出題が数Ⅰのみ
・記述が含まれる(答えはひとつではない)
・途中過程が問われないため最初から最後まで自分で考える必要がある
・記事の利用等、何を問われているのかを読み取る必要がある
・いたるところで条件(論理)を問われている

今後の勉強法
・国語力の強化
・思考プロセスが確認できる途中式や図を書く
・関数や図形分野の思考力強化

これまでのセンター数学とは「解き方」は同じですが「考え方」が異なる!

とのことです!?


例題のリンクはこちらから
http://cdn.nikkei.co.jp/parts/ds/pdf/001/20170516_1.pdf



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